2016年12月27日火曜日

これからの明徳館にご期待ください

竣工式後のアカデミックコモンズ「明徳館」。

利用する学生の姿や、イベントも見かけます。


留学生との交流イベントが開催されていたり、



女子学生支援のイベントが開催されていたり、



学生が資料の準備をしていたり、



プレゼンテーションをしていたり、



ほかにも、英語の試験勉強をしている学生や、
友人や先生とくつろいでいる学生の姿も見かけます。


明徳館が完成するまでに関わったすべての大人が、
「この建物を、未来を生きる若者への贈り物にしたい」
と願って、取り組んできました。

広島経済大学のすべての学生が、明徳館で友人と出会い、学びあい、
豊かな創造性と高い表現力を身につけて成長すること、

自分自身、仲間、そして、広島経済大学が母校であることに誇りを持ち、
力強く世界へ羽ばたいていってくれることを、
私たちはいつも、心より願っています。



「完成までのワクワクをお伝えするブログ」はこれでいったん終了です。
これからはじまる明徳館での新しい学びに、どうぞご期待ください。

長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。


広島経済大学
副学長
明徳館コモンズ検討ワーキング座長

石田優子

2016年12月26日月曜日

設計者からのメッセージ

明徳館の設計を担当した金子さんから、メッセージをいただきました!

(竣工式当日の記者会見で、緊張気味の金子さん)



この度は明徳館の竣工をお迎えになり誠におめでたく、心より御祝い申し上げます。

今回の計画地は、大学の入口に位置しており、まさに「顔」となる場所です。設計にあたりましては、本学の顔にふさわしい、品格や機能美を感じられる建物を目指してまいりました。

「外観」については、大学のテーマカラーである橙色のタイルを纏い、2004年に竣工した当社設計のメディア情報センター棟と呼応する水平庇を積層させたシンプルかつシンボリックなものとし、キャンパス全体の景観の統一に配慮いたしました。建物を特徴づける水平庇は、日射負荷を低減するとともに、刻一刻と変わる影を捉え、彫の深い豊かな表情をもたらすことでしょう。また高低差のあるキャンパスの特性を活かし、1階と5階をグラウンドレベルと捉え、5階建ての建物が2つ積みあがった10階建ての建物として計画しました。正門から1階へ、6号館から5階へそれぞれアクセス可能となっており、建物だけでなく、キャンパス内の回遊性を高める計画となっています。
「平面計画」については、EV・階段といったコアを外に出して、28m角のワンプレートの空間をつくり、将来の用途変更やキャンパス建替え時の仮移転先としても機能する、フレキシビリティの高い計画を目指しました。

本計画の主題である7・8階の「アクティブ・ラーニング・コモンズ」では、プロジェクターやスクリーン、照明等を自由に吊るすことのできるグリット天井の採用など、新しい試みに取り組み、多様化する教育プログラムに追随可能な計画を目指しました。当該階は設備機器・配管等が表しとなった天井のない開放的かつ近未来的な雰囲気とし、学生たちが刺激を受ける空間づくりを行っております。また、5階の「カフェ」、6階の「こまちルーム」、5~8階の「パウダールーム」等、学習環境だけでなく、友人と語り合い、交流を深める居場所づくりも行っております。

エントランスホール正面に飾られた35mm角のタイルによる壁画に込められた思いのように、この「アカデミック・コモンズ明徳館」が、「世界に羽ばたく」人材を育てる場として活用され、末永く学生・職員の皆様から愛される建物となることを祈念しております。

設計見直し業務より担当することとなり、至らぬ点が多くある中、理事長、副学長をはじめ、大学のみなさま方には、ひとかたならぬご指導・ご鞭撻を賜りました。特に内装・家具へのこだわりは並々ならぬものがあり、これほど時間をかけて議論した建物はありません。他では得がたい大変貴重な経験をさせていただきました。改めて厚く御礼申し上げます。

また各種の難しい条件の中にあって、工事を予定通り無事完成させた五洋建設株式会社、株式会社中電工、株式会社岡村製作所をはじめ、施工各社のみなさま方の情熱、技術力に対して深い敬意と謝意を表したく存じます。

末尾ながら、大学さまの益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。


株式会社日建設計 設計部 金子公亮

* * * * * * * * * * *


「本当にいろんなことがありすぎて、とても書ききれない」とおっしゃる金子さん。
あえて冷静に、設計者としてのメッセージにとどめたのだそうです。

最後の最後まで、「すべては学生のために」を合言葉に、
良きパートナーとしてがんばってくださいました。
ありがとうございます。



次回の更新にご期待ください。

2016年12月13日火曜日

家具内装担当者からのメッセージ


明徳館の家具内装を手掛けたオカムラ製作所のみなさんから、メッセージをいただきました!



 (自慢のプレゼンコートの中で談笑するオカムラのみなさん)


 
 明徳館竣工おめでとうございます。
 このたびは、大学関係者の皆様、日建設計の皆様、五洋建設の皆様のご協力・ご支援があり、無事に家具の納品することができ、誠にありがとうございました。

 15年5月、明徳館のプレゼンの機会をいただき、ショールーム見学・納入先案内等を実施させていただきました。約1年半以上にわたり、明徳館ワーキングチームの皆様と何度も何度も打合せを重ね、無事この日を迎えることができました。
  「すべては学生のために」というスローガンのもと、ワーキングチームの皆様の熱いが私たちに大きなエネルギーを与えてくださり、「その思いに何としてもお応えしたい」という想いで走ってまいりました。
 そして、学生のみなさんが明徳館で集い、学びながら、仲間と、社会と、世界とつながっていく様子をいつも頭に思い描きながら、私たちの熱い思いも込めて空間をデザインさせていただきました。

 明徳館は「教室に机と椅子が並び、座って先生に教わる」という今までの学習スタイルとは全く違います。人前に立つのが得意な方も、そうでない方も。海外に興味のある方も、ない方も。気が付けばゼロから1に、2に進める。ひとりひとりが学び方を選べる場所が明徳館です。
 ここで学び、卒業するときに”「ゼロから立ち上げる」興動人”となって社会に巣立てるような仕掛けを各所に散りばめました。

 見学会では、これから入学するであろう高校生の皆さんや保護者の方々のお顔を拝見いたしました。緊張した表情の中、期待と希望がキラキラと輝いて見えました。
 皆さんの希望に満ちた大学生活に寄り添う空間を作り上げるお手伝いができたことを、心から光栄に思います。

  最後に、私たち岡村製作所がノウハウ・アイデアを凝縮した空間・家具となっている建物です。学生の皆様に末永くオカムラ製品をご愛顧頂けたらと思います。
 明徳館の仕事に携われたことに感謝いたします。
 本当にありがとうございました。




株式会社 岡村製作所
広島経済大学明徳館プロジェクトチーム一同

**************************

学生も、メッセージを感じとって、大切に使っていってくれると思います。 
ありがとうございました。


次回の更新にご期待ください。

2016年12月11日日曜日

竣工式および見学会を開催しました!

12月11日、竣工式および見学会を開催しました!


1階エントランスには、お祝いで頂いた美しい花や木が飾られていました。





竣工式のあとは、見学会が開催されました。

多くの方が、5階でゆったりした時間を楽しんでおられました。
明日からは学生たちがこうして座るのだと思うと、本当に楽しみです。




本日はLITTLE MERMAIDもスペシャルオープン。


LITTLE MERMAIDは、来年の4月が正式なオープンですが、
1月にも数日だけスペシャルオープンする予定なので、
学生のみなさん、ぜひ楽しみに待っていてくださいね!



建設担当のみなさんとも久しぶりの再会です。
今日もいい笑顔でした!


写真を取り忘れましたが、設計担当の方、内装家具担当の方々とも
お会いし、明徳館完成の喜びを分かち合いました。

みなさん、明日から学生がどのように使い始めるのか、喜んでくれるだろうかと、
ワクワクしておられました。
素敵な建物をありがとうございました。





午後からは、スクーリングに参加した高校生のための見学ツアーを開催!





「すごく綺麗」「4月からの大学生活が楽しみ」などの声が聞こえました。


高校生のみなさん、4月にここで会えるのを楽しみにしています!

本学学生のみなさん、明徳館を存分に利用して大きく成長してくださいね。




完成までのワクワクをお伝えしてきた当ブログですが、
あと数回だけ、更新を予定しております。
最後までお付き合いいただければ幸いです。


次回更新にご期待ください。

2016年11月26日土曜日

教職員対象の明徳館内覧ツアーを開催しました

24日と25日に、教職員対象の明徳館内覧ツアーを開催しました。


本学のイチョウも美しく黄色に染まっています。






 期待に胸がふくらみ、思わず笑みがこぼれる教職員のみなさん。







あちこちから「すごい!」「学生に戻りたい!」と歓声が聞こえました。


「こんなふうに使ってみたい!」「こんな授業が、ここでできないか」
など、さまざまな意見も出されていました。


内装については、あえて紹介していない部分がたくさんあります。
ぜひこの驚きと感動を、直接見て感じていただけたらと思っています!




次回の更新にご期待ください。

2016年11月6日日曜日

無事竣工&施工者よりメッセージ

10月31日、明徳館が無事竣工しました。
これからは家具の搬入が本格化していきます!


建設作業の終了に伴い、建設担当のみなさんが明徳館を離れるとのことで、
記念撮影をしました。

(クリックで少し大きく表示されます)


最後に、みなさんを代表して、五洋建設の佐々木孝憲さんより、
「施工者としてのメッセージ」を頂きました。

専門用語もありますが、建物へのこだわりと思いが伝わるメッセージですので、
そのまま掲載させていただきます。


----------------------------
10月31日明徳館が竣工致しました。
2年間という長い工期の中、工事期間中は工事に対して様々なご配慮を頂きありごとうございます。

着工し、最初に4,5号館の解体を2ヶ月かけて行い、基礎工事に着手しました。傾斜地での施工の為、作業空間の確保及び安全対策には十分留意し、土工事では6層に分けて掘削作業を行い、周囲の土砂が崩壊する事が無い様、ソイルネイル工法という工法で山留工事を行いました。
杭が無い直接基礎という事もあり強固かつ大きな基礎躯体を構築しております。

躯体、外装工事では、フリースペース部分を広い空間にするためSRC造+S造のハイブリット構造及び鉄骨の大スパン梁を採用・配置することで確保しております。
又、外観的にも印象的な大庇の先端にはメンテナンスフリーの黒いリン酸処理された鉄骨を配置し、スクールカラーの橙色のタイル、連層のガラスとがマッチし、印象的な外観を演出しております。
大庇の根元部分はコンクリートを斜めに施工し、連層サッシュとの間に懐を設け、懐に換気チャンバーを設置するなど、様々な材料や工法がミリ単位の施工によって処理されており、連層サッシュをすっきり見せ、広い美的空間を確保しております。
内装工事では、各階に違った顔を見せる天井や床を施工しております。特に5階にはガラス手摺を採用した内部階段、無垢材の床を採用し、カフェでくつろぐ空間を演出しております。
又、各階のトイレ、パウダールームには選び抜かれた材料を採用、隠し文字等趣向を凝らした演出をしております。

外構工事では、明徳館の5階から6号館の1階が同じ高さにあるかと見間違える様な大きなブリッジを施工しました。20mの長さをブリッジでつなぐ施工は非常に難易度が高く、入念な検討を重ねました。下から見るとわかりますがV字の柱も設計者こだわりの柱となっています。

守衛所から明徳館の入口には設計者こだわりの石を大小様々な形で配置しました。橙色のタイルとはまた違った表情を見せております。

最後に、私たち施工者が全身全霊をかけて施工した自信のある建物です。
末永くご愛顧頂けたらと思います。

ありがとうございました。


五洋建設㈱
明徳館新築工事
監理技術者
佐々木孝憲

----------------------------


2016年10月30日日曜日

竣工検査

10月25日、竣工検査が行われました。

エレベーターに乗り、まずは屋上から。




屋上から見た学内の景色。
手前がメディアセンターです。
その後ろに、3号館、2号館、1号館、体育館と続いています。




9~10階はガラス張りのディスカッションルーム。
間違ってぶつかったりしないよう、ガラスに「目印」を貼ります。
このデザインは、設計担当の金子さん渾身の作です。

「HE?」
「HUEです!」






 6階のオフィスのシャッターも完成。






入り口に輝く、「明徳館」の文字も完成!






1階ロビーエリア。
こうしてみると、広く感じますね。





正門の校章、大きさや位置をとことんチェック。





守衛室横、正門の趣あるライトは、設計担当金子さんのこだわり!





検査も無事終わり、これから家具の搬入が始まります。

建設担当のみなさんはそろそろ仕事を終え、大学からいなくなるとのことで、
2年の間、同じ場所で過ごしたことを思うと、少し寂しい気持ちがします。

でも、明徳館の完成が近いということで、それは心から楽しみです!



次回の更新にご期待ください。

2016年10月13日木曜日

明徳館の見える風景

明徳館の見える風景。

7号館メディアセンターから。




3号館から。



校舎からもれる明かりと、街の明かりがともに輝く時間帯の、
風景の美しさ。
私の、大学自慢の1つです。


明徳館からの夜景もきっと絶景に違いないと、
楽しみにしています。


明徳館の工事ですが、守衛室がかなり出来上がっていました!
写真を撮りに行ってまいります!
次回更新にご期待ください。

2016年10月9日日曜日

学生会館リブレ方面からのデッキ通路

学生会館リブレ&6号館方面からの通路になるデッキ。

ほぼ出来上がって、ビニールシートもはがされていました。



明徳館に向かって幅が狭くなるようにデザインされており、

「ここを通って、明徳館に行きたい」

という気持ちになります。





学生会館リブレ前からの明徳館。

雨天でも、明るいレンガ色が映えて綺麗でした。




設置される家具についての会議も、いよいよ最終段階。




5階フロアの一部スペース、最新の絵です。




先日学生に明徳館の内部の写真を見せたところ、

「すごい!いつから使えるようになるんですか!」

と盛り上がりました。

彼らの驚く顔、そして、ここでがんばるぞという意欲に満ちた目を見るその日も、
もうすぐ。
楽しみです。


次回更新にご期待ください。